MikroTik RouterBOARD hEX(RB750Gr3)を使ってWireGuardで拠点間VPN接続してみよう

2022/05/09 - 読み終える時間: 4 分

YAMAHAルータ―から置き換えやVLAN構成を紹介しました、MikroTik RouterBOARD hEX(RB750Gr3)ですが、RouterOSというOSを7へバージョンアップすると、なんと、WireGuardに対応する事がわかりました!!

WireGuardは次世代のVPNプロトコル?です。
WireGuardは他のVPNプロトコルよりも簡単に設定が出来て、信頼のできる暗号方式を使用しているとのことです。
そんな次世代のVPNが、ルータ―だけで出来ていしますのです!まだ、ルータ―でWireGuardに対応しているのはとても少ないので、これはMikroTikのルーターで試してみるしかないと思い試してみました。
通常のVPNプロトコルだと、拠点間VPN=どちらの環境もポート開放が必要なパターンが多いですが、WireGuardは片側だけでもOKのようです。
設定はWEBまたはWinboxで行うのが簡単なので、WEBの設定をご紹介します。

(1)RouterOS7のルータ―にログインします。(バージョンアップはファイルをダウンロードしてきて行いました。)
(2)Interfaceの+から「WireGuard」をクリックします。
(3)設定情報が表示されますので、Listen Portなど、変更する場合は変更します。(片側はこのUDPポートを穴あけします。)
(4)つづいて、WireGuardの設定ページに行くと、自動的にwireguard*が追加されていますので、それを開きます。
(5)拠点側設定時に使うので、Public Keyをコピーしときます。
(6)拠点側ルータでも、(1)~(5)の作業を繰り返します。
(7)拠点側のルータの準備が出来たら、WireGuardの設定ページのPeersから+をクリックして拠点側のPublic Keyを入れてOKをクリックします。(Endpointの情報やAllowed Addressも適宜設定します。)
(8)拠点側のルータにて、WireGuardの設定ページのPeersから+をクリックして(5)のPublic Keyを入れてOKをクリックします。(Endpointの情報やAllowed Addressも適宜設定します。)
(9)以上でWireGuardの設定は完了です。ルートなどを追加するだけでVPN接続が出来ると思います。

hEX RB750Gr3でもVPNのスループットが100Mbps程度出ました。
是非興味ある方はお試しください。

hEX RB750Gr3のご購入は是非、当ショップページまたは「街のルータ―屋さんAmazon店」からお願いします。